外壁工事 外壁通気工法

遮熱+通気性を併せ持つ壁

外壁は通気構法で行います。
ここ10年くらいの新構法で、木造構造体と外壁(サイディング)の間に通気層を設け湿気を滞留させない構法です。

壁の中に空気の通り道を造り、呼吸する壁を施工する。 この工法の利点を述べると

1) 耐久性を高める、内部結露の抑制
熱せられたアスファルトに雨が降った時のたちこめる蒸気や人間の呼気など様々な要因で湿気は発生します。
この湿気は極小の粒子で室内・室外から壁の中に入り込んでくる恐れがあり、湿気が壁内部に滞留するとカビや腐朽菌の発生、シロアリの蟻害、断熱性の低下などを引き起こします。
外壁通気工法はこの湿気を外壁と透湿シート(湿気・水蒸気は排出するが、雨は通さないシート)の間に設けた通気層に出すことで壁内部を乾燥させ建物の耐久性を飛躍的に向上させます。

2) 遮熱性の向上
真夏に直射日光が当たると、外壁はかなりの熱を受けます。
外壁通気構法は通気層内に上昇気流が発生し、受けた熱の一部はこの通気層内の上昇気流によって屋外に排出されます。
熱を排出する外壁通気法は日射などに対して遮熱効果があります。

外壁通気工法 概略図
外壁通気工法 概略図

図の様に壁体内部を空気が通り抜けます。この空気によって湿気や熱気も外に排出されます。

通気金物
通気金物

通気層(空気層)検査
通気層(空気層)検査

ポイント!

ヒバ材の胴縁
ヒバ材の胴縁

ユウダイホームでは通気金物によりサイディングを留めていきます(空気の流れが良くなる、ステンレスビスで通気金物を留めるので引き抜きに対して強い)が、施工上どうしても通気金物が取り付けられない場合は胴縁と呼ばれる木材を使用して専用釘にてサイディングを留めます。

このときに使用する胴縁は一般的に『杉の注入材』ですが、ユウダイホームでは『杉の注入材』は使用しません。

ユウダイホームでは『ヒバ材の胴縁』を使用します、理由はここで説明すると長くなりますので省略しますが、木を良く知るユウダイホームは明確な訳があって『ヒバ材の胴縁』を採用しています。

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